募金箱に入れる園児
おおきなじしんでこまっているひとたちのために ごきょうりょく おねがいします――。
先月６日に発生したトルコ・シリア大地震を受け、「善行森の幼稚園」（石川）では先月末にかけて義援金を集めた。
古郡愛子園長ら職員が呼びかけて実施。園の玄関に用意した箱に、登園した園児たちが、家庭から持ってきた封筒を入れた。封筒には日本とトルコの国旗の絵が描かれたものや、「みんながんばれ」の文字が書かれたものなど思い思いの70袋以上が集まった。「お菓子を我慢した分をお母さんと話して募金にした」と話す子もいたという。
園内には、地震発生の新聞記事を貼り出し、トルコは日本から８５２７Km離れていることや広さなどの情報をひらがなで掲示。救助される人の報道写真を見た子どもからは「寒いのかな」「痛くないかな」と思いを口にする姿もあった。
古郡愛子園長は「現地の人が困っていることを園児に伝え、今温かい所で生活できている私たちができることをしようと呼び掛けた」と話した。
集まった義援金は、３月中に日本赤十字社を通じて被災地支援に送金予定という。
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