藤沢 教育
公開日:2025.05.02
市「共育計画」を策定
藤沢市は今年3月、市内の子どもや若者の健全な育成を目的とした「藤沢市子ども・若者共育計画」を策定した=写真。市では計画に即した具体的な取り組みを、来月から子ども・若者による委員会の発足やオンラインで子どもや意見を集めていくとしている。
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2029年度までの子ども施策の基本目標として、「子ども・若者のライフステージを通じた施策の推進」や「青年期の支援の充実」「子どもの誕生前から幼児期までの支援の充実」「学童期・思春期の支援の充実」など8つが盛り込まれている同計画。進む少子化や虐待相談件数の増加、子ども自身の生活満足度の減少などを背景とし、すべてのこどもが、将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指すものとされている。
23年4月に施行されたこども基本法に基づき、「第2期藤沢市子ども・子育て支援事業計画」及び「藤沢市子ども共育計画」を引き継いでいる。過去の計画から刷新された点について、市青少年部は「子どもが意見を発信でき、主体的に参画できる社会を目指す方針を示した点」と説明する。
ウェブページ開設
基本目標7に掲げられた「子ども・若者の意見表明・意見反映」に向けた取り組みとして、同基本法11条に基づく子どもの意見表明の機会づくりなどが挙げられる。市は「子どもらが安心して意見を言うことができる場を作り、それがどのように反映されたかがわかる仕組みを整えたい」としている。
市はこれまで、子どもを交えたワークショップを開催してきたが、その中で「匿名の方が意見を言いやすい」という声が挙がったという。また「いつ・どこでも意見が言える仕組みを整えたい」との考えを受け、専用のウェブページ作成を決定した。ウェブページでは子ども自らが、スマートフォンなどで市からの質問に気軽に答えることができる。6月から対象となる世代に参加を呼びかけていく考えだ。
委員会も発足
同ウェブページでの質問は、主に市主催の体験事業やアウトリーチの学校訪問事業についての感想、公共施設の使いやすさなどを聞くものになる見込みだが、より具体的な内容については「スタート地点で子どもや若者主体の取り組みにしていきたい」と市は話す。
市ではその場として委員会を設ける。市内の小学5年生から概ね22歳の20人を同世代の代表として選出し、子どもに関する事業運営や市のサービス普及の方法を話し合う環境を整える。
委員会発足は6月下旬を予定しており、現在市ではメンバーを募集している。毎月1回日曜日午前10時から、全9回を予定。応募期間は6月2日(月)まで市ホームページの申込フォームから応募。多数の場合は抽選。問い合わせは【電話】0466・50・3562。
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