藤沢 社会
公開日:2025.06.20
“若き命の番人”2人
水難事故を防ぐ心得は?
「海は楽しい、でも注意深く」
7月1日(火)は海開き(辻堂は12日(土))。市内外から多くの人が海水浴場へと繰り出すが、水難事故のニュースも毎年報じられる。そこでNPO法人西浜サーフライフセービングクラブに所属する西浜パトロールキャプテンの志賀海征さん(22・鎌倉市在住)と、東浜パトロールキャプテンの近藤大輝さん(22・茅ヶ崎市在住)2人の若きライフセーバーに、海水浴を楽しむ上での注意点などを取材した。
海水浴場でのトラブルの多くは、学生がはしゃぎ過ぎたり、親が目を離した隙に子どもが迷子になったりするケースが多いというが、特に油断できないのが飲酒者の入水だという。「波打ち際でも海に入ってすぐに転倒し、溺れてしまう。私たちも気づきにくく、注意が必要」と志賀さんは浜辺で目を光らせる。
また近年よく耳にする「離岸流」にも気をつけなければならない。岸から沖へ向かって流れる潮流のことで、ライフセーバーは早朝に横一列になって海へ入り、流れを確認する「地形チェック」を行う。砂が柔らかい、深い箇所は流れが変わりやすく、その日に離岸流の発生が予測される箇所を避けたエリアに赤黄のフラッグを立て、入水場所を調節。なかでも鵠沼の監視塔の詰所前で発生しやすいという。
心肺蘇生や救助技術などを熟知するライフセーバー。近藤さんは「事故を防ぐ準備はしてきた。でも危ない時は指摘や助言をすることもある。誰もが安全で楽しめる場を確保するため、理解してもらえれば」と語った。
ピックアップ
意見広告・議会報告
藤沢 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











