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公開日:2026.01.09
図書館休館に「待った」
高校生が学習の場求め陳情へ
藤沢市内にある全ての市民図書館・市民図書室が情報システム更新に伴い、2月9日(月)から3月2日(月)まで一斉休館する。大学入試の追い込み時期と重なるため、地元の高校生が「学習スペースが不足する」として、議会の空き会議室開放を求める陳情提出の準備を進めている。
受験直前の行き場喪失
陳情を作成しているのは、湘南工科大学附属高校3年の石原幹太さん(18・本町在住)。自身の進路は決まっているものの、周囲にはまだ国立大前期試験や私立大入試の正念場を迎える同級生が多い。
石原さんを含む受験生の多くはこれまで「駅近で安全、夜間も使用できる」という理由で市役所5階の市民会議室や市民図書館を利用してきたが、特に市役所の学習スペースは常に満席状態だった。石原さんは「家だと誘惑が多く、カフェは費用がかさむ。家庭環境などで自宅で学習しづらい生徒もいると聞く。最も重要な時期に公共の場が閉ざされるのは危機的状況」と訴えている。
ターゲットは「空き会議室」
その解決策として石原さんが注目したのが、市役所本庁舎9階にある第2議会委員会室などの議会関係スペースだ。
昨年12月に開かれた議会運営委員会では、これら空きスペースの活用について議論されたが、運用の詳細やルール作りについては結論が出ていない。議会事務局によると、昨年度に第2議会委員会室が使用された回数は年間77回という。定例会会期中などは頻繁に使われるが、活用の余地はあると踏んだ。「議論の結果を待っていては受験時期が終わってしまう。緊急事態として柔軟に対応してほしい」と現在生徒らから署名を募り、市議会への陳情提出に向けた調整を急いでいる。
「若者を支えて」
鵠沼高校3年の中島優月さん(18・片瀬在住)も、石原さんの意見に賛同する一人。「大人の都合で受験生を不安にさせるのはおかしい。百歩譲って図書館の休館はやむを得ないとしても、代わりの受け皿を用意してほしい」と切実に語る。
石原さんは「公共施設が果たす役割は大きい。将来の藤沢を担う人材を育てる姿勢を示してほしい。試行的でも構わない。早急な決断を」と、学びの場の確保を求めている。
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