市内岡本に事業所を構える合同会社エムケーエスシステム(桂田雄樹代表)がこのほど、GPS端末を使った見守り支援アプリ「docoorut」(ドコオルト)を開発した。
同社の桂田代表らは、他の通信会社が製作したGPS端末に注目。この端末は手のひらに収まるサイズで重さもわずか50グラムほどのため、キーホルダーにしたり、服のポケットへの固定、靴のかかとに埋め込むなどして利用者が容易に持ち運ぶことができる。
同社が開発したアプリは、スマートフォンを使い端末の位置をリアルタイムで確認できるもの。普段から端末を高齢者に身に付けてもらうことで、見守りへの活用が期待されている。
昨年12月15日には市内常盤の高齢者施設ケアホーム鎌倉深沢で初の実証実験を行った。参加したスタッフからは「万が一、利用者さんが外に出てしまっても位置がすぐにわかる安心感は大きい。自分のスマホなので操作しやすかった」といった感想が上がり、同施設での運用が決定。現在、他の施設とも導入に向けた調整を進めているという。
桂田さんは「アプリが普及することで地域の見守り体制充実や、施設のスタッフ、家族の方々の負担軽減につながれば」と話している。問い合わせは【電話】0467・44・0083同社へ。
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