新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、小中高校などで臨時休校が続いている。休校を受けて、鎌倉市内の企業や団体では、自宅で学び、遊べる独自の企画を発信している。
書籍の無料配信
地元出版社「銀の鈴社」(市内佐助、西野真由美社長)では、同社の電子書籍約500冊分を無料開放している。
「子どもたちの心に直接届く本を」と1986年に創業し、多くの児童書や詩集を発行してきた同社。「こんな時にこそ本を楽しんでもらいたい」と今回の取り組みを始めたという。
4月10日(金)までの期間、谷川俊太郎さんや井上靖さん、内田麟太郎さんらの書籍を楽しむことができる(閲覧は購入後31日間可能)。同社取締役の西野大介さんは「今こそ出版社が読書体験の機会を作るべきだと考えた。良書と出会える良い期間、心の杖となる言葉と出合う機会にしてもらえたら」と話す。
利用は電子書籍サイト「コンテン堂」内の同社電子ブックストア(https://contendo.jp/store/ginsuzu/)から。サイトへの会員登録(無料)が必要。
問い合わせは【電話】0467・61・1930へ。
工作と実験
市内の主婦によるボランティア団体「NPOコソガイ」が運営するウェブサイト「鎌倉くらしと子育てガイド」(https://kosogai.com/)では、休校中の過ごし方を複数紹介している。
その中の1つが工作や実験についてまとめたサイト「わくわくラボ」(http://wakuwakulabo.cocolog-nifty.com/)だ。元々は雨の日など、室内で過ごす際の遊び情報を発信するため、2008年から3年にわたり更新していたもので「おうちでそろう材料で親子で簡単にできる科学実験&工作ネタ」が満載。
図書館は貸出可
鎌倉市内の図書館は、3月31日(火)まで臨時休館となっているが、資料の返却と事前予約による貸出は実施している。
予約は、市図書館のウェブサイトまたは電話で可能。また、3月4日から17日が返却期限の資料はすでに貸出期間を2週間延長しており、3月中に返却・取り置き期限が来るものについても今後延長する予定という。
問い合わせは、鎌倉市中央図書館【電話】0467・25・2611または、各図書館へ。
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