10月19日公示、31日に投開票が予定される次期衆院選。神奈川4区(横浜市栄区・鎌倉市・逗子市・葉山町)では、前回(2017年)の小選挙区を制した早稲田夕季氏(62・立民)と比例復活した山本朋広氏(46・自民)、衆議院議員を3期務めた浅尾慶一郎氏(57・無所属)、新顔では政治団体代表の大西恒樹氏(57・無所属)と逗子市議会議員の高谷清彦氏(42・維新)が出馬表明しており、激戦の様相を呈している。 (10月11日起稿)
初出馬の前回選挙で最多6万7000票を集めた早稲田氏は、自公政権を「後手後手。国民の方に目が向いていない」と批判。命と生活を守ることを最優先に、コロナ対策では医療崩壊を防ぐ体制整備を訴える。また子ども関連予算の2倍増を掲げ、「子ども、女性、若者の声にも寄り添う政治に変えていきたい」。
前回5万5000票を獲得し、任期中は防衛副大臣などを歴任した山本氏。5選へ、「コロナ下で数年後の人生設計ができる安定した社会が求められている。そのためにも、継続した政権運営が必要」と語る。ワクチンや治療薬の国産化、事業者への補償、財政出動により経済の立て直しをはかりたいと続けた。
4年前に議席を失った浅尾氏は、選挙区内を回って後援会組織を各地で発足。コロナ後を見据え、所得の再配分機能強化、各種給付金を巡る混乱を念頭にした国税庁と日本年金機構を統合した歳入庁設置、環境対策の人工光合成などを掲げる。「主張してきた政策実現へ再起したい」と捲土重来を期す。
2年前の参院選にれいわ新選組から出馬し、今回は無所属の新人・大西氏。「日本には大きな方向転換が必要」と唱える。経済、金融の仕組みを変え「金、金の世の中から脱却しなければ。今の価値観が限界にきているのは多くの人が気づいている。大転換を日本がまず行い、世界へと広げていければ」と訴える。
同じく新人の高谷氏は初の国政選挙挑戦。「まずはコロナ対策」と臨時療養施設の速やかな設置による、在宅療養での容態悪化に対応する体制構築を目指す。また、ワクチンパスポートの活用も推進し、「安全な日常を取り戻したい」。VRを活用した在宅授業の環境整備や、教育費完全無料化なども主張していく。
前回の投票率は4区全体で59・04%だった。
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