こどもに関する悩みを1カ所で相談できる「かまくらこども相談窓口きらきら」が4月3日(月)、鎌倉市役所駐車場西側の第6分庁舎1階に開所する。これまで本庁舎にあった子育てメディアスポットの機能も移設し、各課への相談や情報収集、授乳、おむつ替えなど、子育て中の人が気軽に立ち寄れる場所となっている。利用は平日のみ。
相談者の移動不要に
「きらきら」には、個室型の相談室を3つ設置。相談員が内容を聞き取り、必要に応じて各課の職員が相談室に来るため、相談者が移動する必要がない。相談の多い「こども相談課」や「市民健康課」、「発達支援室」は、遠隔システムでのオンライン対応もできるように設備を整えたことで、大船支所の窓口からも相談できるようになった。「子ども関係のワンストップの相談窓口です。どこに相談したらいいのか分からないという方も、ここに来れば大丈夫です」と担当職員。
従来のこどもに関する相談窓口は、市本庁舎1階のこども相談課や、本庁舎から徒歩7分ほどの福祉センターの発達支援室など、内容によって場所が異なる。これまで、ベビーカーで来庁した人や小さな子ども連れの人からは「移動が大変」「ベビーカーだと通路が狭い」など、複数箇所での相談や移動への負担の声が多かったという。
AIが会話を文字化
「課が変わるたびに同じ話をする」というのも相談者の負担の1つだったが、AIによる自動文字起こしのシステムを導入。2つのマイクで発言者ごとにチャットのような形式で会話を文章で記録していく。相談内容や相談者の基本情報などのデータは、同意を得た上で複数課で共有も可能。
「気軽に立ち寄って」
子育てメディアスポットの機能も移設した。情報発信コーナーに、おむつ替えもできる授乳室を2部屋、靴を脱いで遊べるキッズスペースも整備。ウォーターサーバーもあり、ミルクの調乳も可能。「ラウンジでは、パパやママが一息ついたり、離乳食をあげたり。授乳・おむつ替えだけでも気軽に立ち寄ってもらえたら」と呼びかける。
![]() 相談の自動記録システムも
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