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鎌倉 文化

公開日:2026.01.09

ぶらり ご近所商店街 Vol.5
伝統におごらず 変化を恐れず
鎌倉表参道商店会 荒井國明さん

  • 鎌倉を象徴する二の鳥居の前で商店会の魅力を話す荒井会長

    鎌倉を象徴する二の鳥居の前で商店会の魅力を話す荒井会長

 かつて源頼朝が鶴岡八幡宮への参道として建造した若宮大路。由比ヶ浜へとまっすぐ続く鎌倉のメインストリートであるこの通りの二の鳥居から下馬交差点にかけてのにぎわいを担う鎌倉表参道商店会は、2022年に鎌倉表駅商友会から名称を変えた。

 「時代にあわせて、変化を恐れない」という荒井國明会長の思いを込めた変革は、24年から始まったマルシェイベントにもつながる。JR鎌倉駅東口の若宮小路を会場に、朝市や夜市、夕市など開催の形式を変えつつ、より良い姿を模索してきた。

 イベントでは、竹製品や鎌倉彫など、ご当地ならではの商品にもこだわる。「お手頃価格で鎌倉の良いものを知っていただきたいからね」と目を細める。にぎわいを作り出すことで、商店会の会員にも熱意が伝わる。「若い人が積極的に協力してくれるようになって、アイデアも出してくれるいい形になってきた。うれしいね」と満面の笑み。新たな会員も迎えるなど、地域の活気は一層増していく。

 一方で、駅前という好立地は「恵まれている」からこその怖さもある。近年の観光客の増加で受け身の経営をしてしまう店も多い。店舗を閉めて賃貸にするなど、地元ならではの店が姿を消すことは「やっぱり寂しい」とつぶやく。20代で駅前の喫茶店から始まり、湘南エリアを中心に県内外でイタリアンや和食の店舗を展開するまで(株)ビィバリューを育てられたのは、伝統や環境に甘えず挑戦を続けてきたからこそ。変化を恐れてしまえば、やがて衰える。次代を見据え、後進に背中でその精神を伝え続ける。

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