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鎌倉 人物風土記

公開日:2026.04.24

包括的性教育の必要性を呼びかける、鎌倉助産師会会長の 宮﨑 由美子さん 大町在住 59歳

  • 宮崎 由美子さん (写真1)

母子支え、幸せ届け

 ○…国際助産師の日(5月5日)にあたり、地域に広く伝えたい活動の一つが、ユネスコが提唱する「包括的性教育」。鎌倉助産師会では、学生や児童に加え、未就学児の頃から体の構造や相手との距離感を学んでもらう出張講座を行う。「予期せぬ妊娠や性暴力を防ぐだけでなく、相手を尊重する思いやりの心を養うためにも大切なこと」。課題は認知度の向上。「親や教員ではない立場だからこそ、素直に聞き入れてもらえる面もあると思うから」

 ○…高卒後、看護助手として働いていた時に直面した、人の死と命の誕生。「赤ちゃん好き」の気持ちが高まり、産まれる瞬間に携わりたいと助産師の道へ。病院勤務を経て、今は出張専門の助産院を運営し、自宅出産を望む妊婦に寄り添う。「初めはよそよそしくても、徐々に打ち解けて、遠慮なくわがままを言ってくれるようになると、信頼関係が築けたかなって」。分娩のわずか0・2%という自宅出産だがやりがいを実感する。

 ○…30代半ばで娘を出産し、自然豊かな環境での子育てを求め、故郷の大阪から鎌倉へ。「親は口も手も出さずに子どもを見守ること」を条件とし、山や海などの大自然で自主性を育む保育環境に娘を預けられたことは親子の糧となっている。そんな娘は今や社会人となり保育士に。「一緒にお酒を飲んだり、のんびり旅行をしたり」。日常的な幸せをかみしめる。

 ○…少子化で晩婚化、情報過多な時代だからこそ、その人に合った妊娠・出産・育児を助言する「MY助産師」を理想に掲げる。「どこで出産しても育児をしても、助産師に気軽に相談できる社会に」。先月、市と協定を結んだ災害時の支援を含め、24人の会員とともに、母子が安心できる環境づくりに力を注ぐ。

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