鎌倉 トップニュース文化
公開日:2026.04.17
かやぶき屋根の苔、次代へ 杉本寺に苔庭が完成
鎌倉最古の寺院として知られる二階堂の杉本寺(靜川慈祐住職)で、昨秋から整備が進められていた苔庭が完成し、3月末から公開されている。仁王門のかやぶき屋根で育った苔を移植するという、同寺の歴史を紡ぐ作庭が話題を呼んでいる。
作庭のきっかけは、昨年に行われた仁王門の約15年ぶりとなるかやぶき屋根の葺き替えだった。旧参道(苔の階段)から飛んできた種が、長年かけて屋根の上で瑞々しく成長。約15年前に同寺に着任して以来、苔と共に歩んできたという靜川住職は「苔を残したい」と、移植を決めた。
寺伝を再現「杉の本の観音」
庭の場所は、観音堂右手の権現堂へ向かう参道の両側。もともとは更地だった場所に、地元の造園会社「植達」(雪ノ下・伊藤達代表取締役)が鎌倉石などを用いて風情ある空間を創り出した。
庭の奥、杉の木の下には一体の観音像が鎮座する。かつて近隣で火災があった際、本尊自ら大杉の下へ避難して難を逃れたという寺伝「杉の本の観音」を再現した。
また、檀家や参拝者ら約80人と共に苔の植栽を行い、地域一丸となって庭を完成させた。
葺き替えにあたり、靜川住職は着任当時から縁のある植達への依頼を心に決めていたと言い、「感慨深い」と喜びを噛み締める。
「末永く大切に」
苔の管理は、「苔むすび」(由比ガ浜・園田純寛代表)が担当する。靜川住職は「仁王門で育った大切な苔。苔のむすまで、末永く守り育てていきたい」と話している。
ピックアップ
意見広告・議会報告
鎌倉 トップニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











