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公開日:2026.05.01
和賀江嶋 史跡守る清掃続け50年 17日に式典と伝統芸能
材木座にある国指定史跡「和賀江嶋」の保存・清掃活動を行っている材木座自治連合会が5月17日(日)、和賀江嶋周辺の浜辺で50回目の清掃活動を行う。50年間毎年続けてきた活動の節目として、当日は清掃前に伝統芸能の披露など記念の式典を開催する。
北条泰時が執権を務めた1232年(貞永元年)に作られた和賀江嶋は、日本に現存する最古の築港遺跡。普段は海中にあるが、干潮時には200mほどにわたって島状の石積みが姿を現す。
かつて遠浅で荷の上げ下ろしが難しかった場所だったが、人工島が設けられたことで、鎌倉時代には海の玄関口として栄え、木材を扱った場所(座)であることが材木座という地名の由来となっている。
同連合会の理事を務める菅野哲央さんは、「古くからの歴史を伝えるだけでなく、逗子側の山からの地下水が栄養分となって流れ込み、豊かな生態系が生み出された貴重な場所」と和賀江嶋の重要性を説く。
しかし、人工島は丸石を積み上げた構造で、近年の激しい台風による高波や、海面上昇による影響などでの消失が懸念されている。「過去に鎌倉市が行った調査では、石は大きく動いていないとの結果でしたが、そのままにしておいて大丈夫なのかという不安があります」と菅野さんは懸念を示す。
同連合会では、地域の歴史資源として和賀江嶋を守るため保全を兼ねて清掃活動を毎年実施。1995年からは、和賀江嶋築港に尽力した御家人・和賀氏と縁のある岩手県北上市からも毎年30人ほどが参加している。
50回目となる今回は、かつて和賀江嶋で木材を運んだ職人が歌ったという「天王唄」をはじめ、北上市の伝統芸能である「鬼剣舞」も披露され、地域の神輿が会場を盛りあげる。
さらに、鎌倉市と北上市のパートナーシティ提携の締結式も同時に行われるという。
当日は、午前9時30分受付け開始、式典は10時から。参加費は無料で、清掃活動用のトングとごみ袋は用意されているが、軍手、タオル、飲み物などは各自で持参する。菅野さんは「どなたでも気軽に参加していただき、和賀江嶋の歴史や環境の魅力を知っていただけたら」と話す。
和賀江嶋へはJR鎌倉駅東口、7番バス乗り場から「小坪経由逗子駅」行きで「飯島」バス停下車徒歩3分。
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