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公開日:2026.04.24
大日本弓馬会 鎌倉に念願の教場 流鏑馬の伝統後世に
鎌倉時代から続く伝統馬術「流鏑馬(やぶさめ)」の稽古場「鎌倉教場」が鎌倉市関谷に誕生する。整備を行う公益社団法人大日本弓馬会の坂本和弘会長は「後世に残していく大切な場にしたい」と念願の稽古場への思いを語る。
疾走する馬上から的を射る流鏑馬は、武芸にとどまらず、天下泰平や五穀豊穣などを祈願する儀式として全国の神社などで行われている。
1939年に鎌倉市で設立した同会は現在会員数120人。馬術や装束、馬具まで古式を守り、厳しい稽古を積んだ射手の騎乗姿や技術は高い評価を得ている。
過去には市内の深沢地区に教場があり、射手はそこで技術を磨いたが、市有地の区画整備事業の影響で2024年から使用できなくなり、以降は静岡県御殿場市で稽古を行っていた。
しかし、御殿場の稽古場は近くを車が通り、馬が走る馬場の長さも約80m。本来の流鏑馬に必要となる220mには足りず、練習環境としては騒音の問題や長さ不足があった。また、射手の多くが神奈川県や都内在住で、毎週の練習で通う負担も大きく、新規入門者が大幅に減少していた。
そこで、同会が流鏑馬に縁の深い鎌倉市内での稽古場の実現に向けて活動を続けていたところ、鎌倉市から関谷の県有地について打診を受けた。
長く放置されていた土地は背丈よりも高く草が伸び、構造物が残っていたが、稽古ができるように同会が整備を行った。
新たな馬場は125mと、御殿場の稽古場よりも長くなった。的もこれまでの1個から2個に増え、流鏑馬において最も難しい次の矢をつがえる動作が練習できるようになった。また、的の間隔をあえて短くして難易度を上げることで、「本番がむしろ楽になる」と射手の瀬端祐也さんは話し、「緑に囲まれた静かな環境で馬にとって非常に良い場所。練習できるのが今から楽しみです」と笑顔をみせる。
馬を繋ぐ施設や客席スペースなど今後も整備が控えているが、5月中旬には馬場での練習を開始し、31日(日)にはクラウドファンディングの返礼品として、寄付者を招待しての記念流鏑馬を行う予定だ。クラウドファンディングの詳細については、同会ホームページ(https://yabusame.or.jp/)へ。
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