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鎌倉 文化

公開日:2026.04.24

青春時代は全て鎌倉に 女優・冬由さんが語る「原点」と「これから」

  • 青春時代は全て鎌倉に- (写真1)

  • 青春時代は全て鎌倉に- (写真2)

 透明感あふれるたたずまいと、芯の強さを感じさせる演技で魅了する鎌倉出身の女優・冬由(ふゆ)さん(29)。2019年に出演した「幸せ!ボンビーガール」で「国際シェアハウスに住む女優のたまご」として注目を集めて以来、映画やドラマ、舞台など着実にキャリアを重ねている。「鎌倉は私の人間性ができあがった原点」とほほえみ、次なるステージを見据える。

 小学4年生で世田谷から鎌倉へ。「転校してすぐ、『谷戸に行こう』と誘われて。山の中に連れて行かれた衝撃は今でも覚えています」。山崎小学校裏の自然の中で泥だらけになって遊ぶ日々が、感性を野性味豊かに育んだ。

 表現への第一歩は、小学4年生で所属した「劇団鎌倉小劇場」での活動。「人前に立つ楽しさを知ったのはこの時でした」。その後、学業が忙しくなり演劇から離れたが、経験は心の深層に残り続けた。

 北鎌倉女子学園中学校を経て、県立鎌倉高校へ進学。ダンスに打ち込んだ日々を「一生分の青春を使い果たした」と振り返る。「放課後は制服のまま海に飛び込んだり、鎌倉高校前駅で夕日を見ながら好きな人を待ったり…」。そんな景色の一部として、常に音楽と文学があった。中学時代から愛してやまないエレファントカシマシやイーグルスの旋律。それらを聴きながら七里ヶ浜で一人自分と向き合う時間が、「内面を成長させてくれた」。

想像力武器にスクリーンへ

 大学時代の米国留学を経てスカウトをきっかけに再び表現の道へ。映画「還ら去る君へ」でのヒロイン役など、影のある難しい役どころも務めてきた。大切にしているのは「想像力」だ。「自分の価値基準だけで役を決めつけたくない。社会的に立場の弱い方や、異なる環境にいる人の心に寄り添いたい」。その真摯な姿勢が、オーディションで「どこかへ消えてしまいそうな透明感」と評される独特のオーラに繋がっている。

夢は鎌倉舞台の映画制作

 多忙な今でも、よく鎌倉に戻っている。今後の夢は、鎌倉を舞台にした映画を作ること。お気に入りの中華料理店「大陸」(北鎌倉)をロケ地にしたいと茶目っ気たっぷりに語る。「いつか観光大使になって、大好きな地元に恩返ししたい」

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