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鎌倉 人物風土記

公開日:2026.10.02

鎌倉空手の日「沖縄×鎌倉交流祭」プロジェクトの実行委員長を務める 菅 倫明(かんみちあき)さん 鎌倉市在住 41歳

  • 菅 倫明(かんみちあき)さん (写真1)

「武」の精神 鎌倉から未来へ

 ○...沖縄発祥の「空手」の精神と、鎌倉が誇る禅文化や歴史を結びつける新プロジェクト「鎌倉空手の日」。円覚寺での奉納演武を経て、11月8日(日)に鎌倉海浜公園で開催する「沖縄×鎌倉交流祭」の牽引役を務める。「空手には『空手に先手なし』の言葉通り、自らを律し相手を尊重する精神文化がある。これを『平和の武』として次世代へ継承したい」

 ○...立ち上げの背景には、空手と鎌倉の知られざる歴史的絆がある。かつて「唐手(とうで)」と呼ばれた武術が「空手」へと名称を変える大きな契機となったのが、近代空手の父・船越義珍とその弟子達、円覚寺古川尭道老師との交流だった。現在も同寺境内にはその歴史を物語る「空手道顕彰碑」が静かに佇む。知られざる縁に驚き、沖縄県庁へ直談判に赴くなど熱意を重ね、オール鎌倉の有志を巻き込んで形にした。

 ○...鎌倉出身。高校時代に空手を始め、大学卒業後はキックボクシングのプロ選手・インストラクターとして活動。怪我を機にリングを離れたが、「戦いの中で自分を助けてくれたのは空手の技だった」と30歳を過ぎて再び道着に袖を通した。縁あって円覚寺の塔頭・龍隠庵で空手の稽古会を開くようになり、コロナ禍を機に入会した鎌倉青年会議所(JC)での活動は大きな糧となり、街づくりのノウハウや手法を学んだことが今回のプロジェクトを推進する大きな力となった。行政書士法人の代表を務め、多忙ゆえ「趣味の時間はない」と笑うが、空手や街づくりがライフワークとなっている。

 ○...「鎌倉空手の日」を一過性のイベントに終わらせず、10年、20年と続く新たな風物詩へと育てていくのが夢だ。鎌倉が培ってきた平和と武の精神を、全国、そして世界へと届けていく。

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