神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2013年5月2日 エリアトップへ

第11代目文教大学学長に就任した 野島 正也さん 文教大学学園理事 66歳

公開:2013年5月2日

  • X
  • LINE
  • hatena

「地域で学生を育てたい」

 ○…「研究室にいるだけでは見えないことは沢山あります」。文教大学の専任講師から助教授、教授となり、4月1日に学長に就任。就任に併せ、自身がモデルの大学のPRキャラクター『のじのじくん』も完成し、「時代は変わりましたね」と穏やかに話すその表情は、正にキャラクターそのもの。

 ○…新潟県で生まれ、東京へ。そのまま高校まで進学したが、大学は生まれの新潟大学を選んだ。社会教育学を専攻し、卒業後は十日市市で中学校の技術科教師となる。「もっと幅のある領域を学び、社会的に広がりたい」と、東京教育大学大学院に再入学し、主に公民館などを扱う教育社会学に没頭した。当時から「現地で地域の人の話を聞くことから始まる」と現場第一主義の熱意は変わらず、「直接対話を大切に」と学生や教員へ向け入学式で語った。

 ○…大学院では、博士号取得寸前でゼミの教授からと或る大学の講師に推薦された。「当時は自分勝手な都合で辞退しちゃってね」。若気の至りと頬を赤らめるが、本音は「もっと研究分野を深めたい」との思いがあったようだ。これで講師の道は閉ざされたと諦めていたが、再び声が掛かったのが文教大学だった。「こんなに恵まれた環境で教壇に立てるなんて、まずないと思いました」と想いは格別だ。

 ○…ゼミコンパに学生から声を掛けられるという、親しみやすい学長だ。しかし問題意識は高く、最近学生が社会常識を知らずに大人同様の生活を送っていることを懸念し、「地域に密着した大学を作ることで、地元の人々が色々教え育ててくれる機会を増やしたい」と熱く語った。家庭では、息子2人は独立し、今は元小学校教師の奥さんと夫婦水入らずの生活を送る。休日は家庭菜園というが「なかなか休みがなくて、今は野菜ではなく草が大収穫です」。朗らかな表情に輪をかけた笑顔となっていた。

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

田嶋 小梅さん

茅ヶ崎公園をモデルに「防災機能と居場所」が融合する空間をデザインした

田嶋 小梅さん

松風台在住 23歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook