茅ケ崎保健福祉事務所で10月9日、薬物乱用防止講習会が行われ市内外から約90人が参加した。
最近の薬物情勢などを解説したのは湘南ダルク・ケア・センターで代表を務める栗栖次郎さん。自身が薬物依存症となった経緯や心理などを説明した。
参加者からの「薬物中毒になっていく時、本人は自覚しているのか」「中毒者や依存者に共通する家庭環境などはあるのか」の質問に、栗栖さんは「自覚はしていることが多い。だが、薬物以外に頼れるものがないという心境で重度となっていくのだと思う。他に替わる何かがあったらそれを見つけてあげることも支援になる」「家庭環境もそうだが、頑張り屋さんで他人に弱みを吐けない人が多い印象がある。本音を言える環境を家庭だけでも作ってあげて下さい」と話した。
講演会では、市内の中学校で薬物を知った息子を持つ家族会のメンバーや現在同ダルクに通っている人も講演し、涙ながらに薬物の怖さを訴えていた。
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