武田薬品工業株式会社が運営する「京都薬用植物園」(京都市)の温室がリニューアルするにあたり、茅ヶ崎市東海岸北在住のブラジルハーブ研究家・長田順子さん=人物風土記で紹介=が、新たに植栽するブラジルハーブの選定に携わった。
同植物園は1933年に薬用植物の研究を目的に創設。現在、薬用植物の保全と教育支援ができる施設として薬用植物を中心に約2800種を栽培し、「生きた薬草の博物館」として特別見学会なども行っている。
長田さんは薬剤師で、南米を代表するブラジルの薬用植物を専門に、現地でのフィールドワークや国内外での講演活動なども行っている日本を代表する研究家。昨年9月に同植物園から長田さんに声がかかり、「日本ではまだ馴染みが薄いブラジルハーブを知ってもらうきっかけになれば」と引き受けた。
長田さんは、自身のこれまでの研究に加え、研究者たちにもコンタクトをとりながら約4カ月間をかけて、「ウルクン」や「エリシールパレゴーリコ」など10種類を選定。「ブラジルは国土が広く絞るのは大変だったが、実際に身近な病気のケアに使われている植物を選んだ」と長田さん。今年から来年にかけて種子や苗の調達を行い、温室での栽培をスタートする予定だという。
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