小出川に親しむ会(丹沢久子代表)が、市内からは4年ぶりとなる環境保全功労者等環境大臣表彰を受賞した。30年にわたる地域の環境保全に貢献してきた功績が評価され、6月13日に東京都千代田区で表彰式が行われた。
同賞は環境省が主催し、毎年6月の環境月間に合わせ、地域の環境保全や美化に関して功績のあった個人や団体に与えられるもの。今年は全国で53人、81団体が選ばれ、神奈川県では2個人と4団体が受賞。小出川に親しむ会は「地域環境保全功労者」として表彰された。
同会は約50人の会員を中心にその家族、地域住民らが参加。小出川流域での大気汚染・水質測定や河川清掃などの環境保全活動のほか、野鳥・植物の観察会や田植え、川辺でコンサートも行い地域交流の場を広げている。
環境保全に関する多面的な取り組みが評価され、今年2月に県の主催する「かながわ地球環境賞」に選出。受賞者の中から環境大臣賞に推薦され今回の運びとなった。丹沢代表は「ささやかでも地域に貢献できてうれしい」と話している。
30周年記念誌も
1987年に女性を中心に「子どもたちにきれいな川を残したい」との思いで発足した同会。昨年発足30周年を迎え、これまでの活動を振り返り、「三十年誌」の製作に取り組んでいる。丹沢代表は「気が付けば30年。ゆっくりでも継続的な活動を、後世のためにつないでいければ」と思いを語った。
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