茅ヶ崎海岸でマイクロプラスチックの回収実験プロジェクトを実施する 伏見 康博さん 東海岸北在住 66歳
海への愛とリスペクト
○…マイクロプラスチック回収プロジェクトの舵取り役。手で取れない小さなプラスチックを海に浮かせて取る実験を4月25日と5月16日に行う。およそ66年の年月を共に過ごしてきたといとう「海への感謝とリスペクトの気持ち」が今回、形となった。「茅ヶ崎すごいな、ここまでやってるんだっていうのを見せたい」と意気込んでいる。
○…生まれも育ちも東京だが、アウトドア好きの両親に影響を受け、「自然が好き」になった。中高生時代は山登りに熱中し、地元にあった社会人の山岳会に所属。富士山や南アルプスなどの雪山に挑戦したり、ロッククライミングを楽しんだりした。
○…中学時代、加山雄三さん主演の映画「ハワイの若大将」を鑑賞し、サーフィンをする姿に衝撃を受けた。18歳の時に鎌倉の海でサーフィンをしている人を実際に見て「これだ」と直感。日本大学農獣医学部で動物や農業について学び、サーフィン部に所属。20歳から茅ヶ崎に住み始め、辻堂のサーフショップでアルバイトをした。卒業後もサーフショップに就職し、約42年前に独立。「Beach Park」を開店した。20年前から店舗を市内東海岸北に移し、地元サーファーが集う場になった。
○…サーフィンは「自分のいる空間がよじれて波がフラットになってなくなる。二度と同じ波はない」と魅力は尽きない。海を通して人とのつながりもできた。過去に養浜対策にセメントではなく砂を使うよう求める署名活動を行い、加山さんも署名。その後「『あなたの映画でサーフィンを始めた。ありがとう』と直接言えた」と忘れられない思い出も。「人生のライフワークのつもりで海岸環境に携わる」と今後も尽力していく。
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