まち全体で赤ちゃんの誕生を祝福し、子育てを応援する社会を築こうと、市民団体による「ウェルカムベビープロジェクト」が茅ヶ崎市内で始動した。協賛企業や団体などから提供された祝い品を親子へプレゼントする。
この取り組みは、NPO法人が中心となって2016年に横浜市戸塚区でスタートしたもの。18年に同市鶴見区、20年に千葉県松戸市でも導入された。
茅ヶ崎では、多世代の居場所づくりや子ども食堂の運営を行う市民団体「地域のお茶の間研究所さろんどて」代表の川口禎子さんが、戸塚区のNPOとつながりがあったことなどをきっかけに準備を進め、同プロジェクト茅ヶ崎支部の事務局を担当している。
同支部は10月31日、市勤労市民会館でキックオフイベントを開催。関係者と親子連れなど約20人が参加した。アイリッシュハープの演奏に続き、協賛企業と協力団体、祝い品の紹介が行われた。川口さんは「多くの人にプロジェクトを知ってもらい、子育てを見守る地域とつながることを願います」と話す。
祝い品の中身は地域ごとに異なるが、茅ヶ崎では絵本や液体ミルク、ベビーソープ、歯磨き粉、草木染めミニタオル、写真スタジオのクーポンなど。TRASOL、明治、ハーゼスト、キタムラなどが協賛する。これらに手書きのメッセージと子育て支援団体のチラシ・招待券なども添え、ボランティアが手作りした巾着袋に詰めて申請のあった家庭に贈る。
これまでに他支部で祝い品を受け取った人たちからは「孤独になりそうな子育てで『地域の方々が応援してくれている』と思えるのは、とても励みになる」などの声が寄せられているという。
申請受け付け中
茅ヶ崎支部は11月1日から出産祝いの申し込み受け付けを開始した。対象は生後11カ月までの赤ちゃんまたは妊娠8カ月以降の妊婦で、茅ヶ崎市内に住民票がある人。22年度分として約100〜150セットを贈る予定。ウェルカムベビープロジェクトのホームページ(【URL】https://welcomebabyjapan.jp/)から申し込むことができる。23年3月31日締め切り。
協賛・寄付などに関する問い合わせはメールで同支部へ。【メール】saitosanchi822@yahoo.co.jp
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