茅ヶ崎・寒川 人物風土記
公開日:2023.12.08
公益社団法人 神奈川県歯科医師会の第23代会長を務める
守屋 義雄さん
横浜市在住 65歳
口からの健康寿命延伸に寄与
○…歯科医療を通じ、県民の健康寿命延伸に寄与することを主な役割とする、神奈川県歯科医師会約4000人の会員を束ねる。活動の軸は、安全・安心で質の高い歯科医療の提供や地域保健・医療・福祉の向上など。超高齢社会において口腔機能が衰える「オーラルフレイル」の予防が喫緊の課題だ。「全身の健康には、歯と口の健康が重要。噛めるようになることで、認知症の進行を緩め、生活の質を保てる。健診の重要性を啓発し、医科歯科連携にも力を入れたい」と意気込む。
○…港北区日吉に生まれる。家業は兄が継いだため、ならば手先の器用さを活かせる仕事を、と歯科医師を目指すことに。日大歯学部を卒業し、大学院ではクラウン・ブリッジ(歯冠・架橋義歯補綴)を研究。積極的に英語を学び、アメリカでの実習に役立てた。一方で、高校時代からテニスにも熱中し、ダブルスで関東医科歯科リーグ3位に輝いたことも。「先輩、後輩の繋がりは今でも。礼儀も学んだ」と振り返る。
○…大学院を修了した年、28歳で自身の医院を開業。以降、地域のかかりつけ医として数多くの患者の健康を診てきた。周りがまだ導入していない開業当初から「インプラント」を取り入れており、「自分の歯のメンテナンスに力を入れる人が増えた今、健康寿命を延ばすための選択肢も増えている」と解説する。
○…県歯科医師会には学術委員から始まり26年間在籍している。「志が同じ仲間との繋がり、交流が何よりの財産」と誇る。一緒に働く長男は、学会等での自身の留守を任せられる存在に。「歯科医になれ、とは一言も言わなかったけど、面白さは伝えたかな」。長女も「人の役に立てる」美容外科医になり、そんな2人の姿に目を細める。
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