茅ヶ崎出身の俳優、歌手で名誉市民の加山雄三さんの銅像が市役所前広場に設置され、加山さんの誕生日である4月11日、自身も出席して除幕式が開催された。この日は「名誉市民証」の贈呈式のほか、肖像画も披露された。
銅像製作は、加山さんがこれまで残してきた功績をたたえ未来につなげていこうと、茅ヶ崎商工会議所が中心となってプロジェクトをスタート。クラウドファンディングを通じて全国から1500万円を集めた。
銅像の高さは190cm、台座は80cm。左手でエレキギターを持つ。製作した市内にアトリエを構える宇野務さんによると、加山さんの希望で金色に塗ったという。
除幕式には来賓、クラウドファンディングに賛同した人らを含む約500人が参加。九州から駆けつけた人もいた。地元でたくさんの祝福を受ける中、87歳の誕生日を迎えた加山さんは開口一番「幸せだなぁ」と喜びを示すと観客らは大歓声。「こんなに幸せな誕生日はないよ。本当に最高だよ」としみじみ話す姿に「おめでとう」と大きな声援が飛ぶと、手を振って笑顔でこたえていた。
「名誉市民証」も贈呈
加えて、加山さんの母校である茅ヶ崎小学校の児童と佐藤光市長が「名誉市民証」を贈呈。続いて、県内の画家・蔵野春生さんが描いた肖像画も披露されると、加山さんは「似てるね」と目を細めた。肖像画は市民文化会館に掲示されている。
式を見届けた市内在住の川崎修司さんは「若大将、感動をありがとう」と感謝を込め、妻の美津子さんは「親類が加山さんと同級生で親近感があった。いつまでもお元気で」と願いを込めた。茅ヶ崎小児童として肖像画のお披露目に参加した奥本隆太さんは「握手をしてくれてうれしかった。とても力強かった」と話していた。
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