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茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会

公開日:2025.08.01

山崎春翔さん
ポケモン世界大会出場へ
15日からアメリカで開幕

  • お気に入りのカードと表彰状を持つ山崎さん

  • 表彰時の山崎さん=提供

 茅ヶ崎市立松林中学2年生の山崎春翔さん(13)が、8月15日(金)から17日(日)までアメリカ・カリフォルニア州アナハイムで開催される「ポケモンワールドチャンピオンズシップス2025」に出場する。山崎さんは念願の世界大会を前に、「楽しみながら、上位入賞を狙いたい」と意気込んでいる。

 この大会は、世界的に人気を誇るゲーム「ポケットモンスター」の公式大会で、毎年世界中から多くのプレイヤーが参加している。ビデオゲーム、カードゲーム、 ポケモンGO、ポケモンユナイトの4部門に分かれており、大会の上位入賞者が獲得できる「チャンピオンシップポイント」の全国ランキングで上位30位以内に入るか、主要な予選大会で上位4位以内に入ることで出場権を得られる仕組みだ。

 山崎さんが出場するのはカードゲーム部門のシニアリーグ(13歳〜15歳)。この競技は、60枚のカードを組み合わせた「デッキ」を使って、自分のポケモンと相手のポケモンをバトルさせ、先に相手サイドのカードを全て取れば勝利する。

 山崎さんは昨年12月に、大阪で開催されたリーグに出場。約800人がエントリーするなか、予選の8試合を順調に勝ち進んだ。世界大会の出場を決める試合では、序盤からペースを握っていたが、徐々に相手に巻き返される展開に。しかし、山崎さんの安定的なデッキで守り切り、見事勝利を収めた。昨年はあと一歩のところで世界大会に届かなかった山崎さん。その雪辱を晴らす形で初の出場権を獲得した。

コロナ禍で夢中に

 山崎さんがカードゲームに夢中になったのはコロナ禍。たまたま自宅で「買ってもらったものの手を付けていなかった」というカードを発見し、父親と始めたのがきっかけだった。小学4年生で初めて、地元のカードショップで開催されている大会に出場するとさらに熱中し、動画やオンライン対戦で練習を重ねていった。これまで出場した大会は「数えきれないほどある」といい、自宅には1000枚以上のカードを保有している。

 現在は世界大会に向けて、アメリカ版のルールや英語の勉強にも励んでいるという山崎さん。「緊張するけれど、世界の雰囲気を楽しみたい。優勝を目指している」

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