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茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会

公開日:2025.11.14

柔道形競技
幼馴染ペアが全国へ
中口清玄さん・室田廉翔さん

  • 全国に挑む室田さん(左)と中口さん

 寒川町の室田道場に所属する中口清玄(きよはる)さん(11)と室田廉翔(れんと)さん(11)が、11月16日(日)に講道館(東京都)で開催される「第15回日整全国少年柔道『形』競技会」に出場する。同競技はペアでの出場となり、二人三脚で全国制覇を目指す。

 柔道の「形」は、あらかじめ決められた技を「取(とり)」と「受(うけ)」のペアで演武するもので、礼儀作法や動作の正確さ、演武者間の適切な間合い(距離感)などが評価される。

 これまで「形」の経験がなかったという2人だが「先輩がやっていて格好よかった」(中口さん)、「試合に出てみたいと思った」(室田さん)と、今年5月から練習を開始。大会出場を控え、普段より早く道場に入っているほか、都内にも出向いて練習を重ねてきた。

 7月に神奈川県立武道館で行われた予選では、会場の雰囲気と観客の多さに「すごく緊張した」という2人。途中ミスはあったものの堂々とした演武で、初出場にして1位に輝き全国大会への出場権を手にした。中口さんは「うまい人が多くてハラハラした。優勝が決まったときは安心した」と話し、室田さんは「優勝はうれしいが、技を失敗し悔いが残っている」と大会を振り返る。

二人三脚で全国制覇へ

 2人は同じ寒川町立旭小学校に通い、クラスも同じ。道場でも小学校に入ったころからともに腕を磨いてきた。中口さんは「(室田さんの)技をしっかり決めてくれるところを尊敬している」と話し、室田さんは「(中口さんは)決して弱音を吐かないところがすごい」という。

 互いを認め合う幼馴染コンビが、頂点を目指して全国の大舞台に挑む。

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