茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会
公開日:2025.12.05
茅ヶ崎市
戸別収集実験地区を拡大
来年度から3エリアで
茅ヶ崎市はこのほど、2026年4月からごみの戸別収集に関する実験事業を新栄町、東海岸北3丁目、元町の3エリアで実施する、と発表した。同事業については今年4月から市内8エリアで実施されており、市民からは好評という。市は「他の場所でも効果や影響を検証したい」とする。
戸別収集は各家庭の敷地の公道に面した場所に出されたごみを回収する方式。従来のステーション方式と比べ、ごみを出した人が明確になり分別が進むなどのメリットがある。一方でプライバシーや防犯上の不安、コストの増加が課題とされている。
市はこうした効果や影響を具体的に把握するため、今年4月からJR茅ケ崎駅周辺や市北部の芹沢など8エリア(約6600世帯)で、燃やせるごみを対象に実験事業をスタートさせた。
これまでに実施エリアの市民を対象に行った意見交換会などでは「ごみ出しが楽になった」や「集積ステーションの管理負担が軽減された」「事業者による不適正排出が減った」など、概ね好意的な意見が多かったという。
そこで26年4月から新たに3エリア(約2700世帯)で事業を実施することを決定した。期間は27年3月末までの1年間の予定。今年4月からすでに行われている地区でも事業を継続する。
今後はチラシの配布や説明会の開催などにより、対象地区での周知を進める。併せて現在事業が行われているエリアでの減量効果や組成分析を進め、3月上旬に公表する予定。市資源循環課では「結果を分析し、事業実施についての方針の決定に生かしていきたい」としている。
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