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公開日:2011.03.24

旭南と富士見に福祉村
生活支援と交流の自治拠点

  • 22日、旭南福祉村に集まる運営委員

 地域互助の拠点となる町内福祉村について、市内10カ所目の「あさひの絆」(出縄184−2/高村団地南側)が20日、旭南地区に開所した。富士見地区でも「ぬくもりの家」(中里35−1/春日野中学校北側)が26日の開所を控えている。



 市は平成11年の松原地区を皮切りに、地域内で住民同士が助け合う仕組みを築く場として、福祉村の開設を小学校区ごとに進めている。これまでに、松原・花水・港・金田・岡崎・松が丘・城島・大神・八幡地区で運営が行われている。



 福祉村には、住民がボランティアとして登録し、ゴミ出しや電球の交換などを手伝って欲しいという高齢者をはじめ、子育てや介護などへの助力を必要とする人に生活支援を行う。



 また施設内では、お年寄りがお茶を楽しみながら話をしたり、一芸をもった住民が文化教室を開いたりするサロン活動も展開。元教員による寺子屋や、ダンベル体操を通じた健康広場など、住民主体で地域に応じた企画を行っている。



「地域互助」の拠点に



 旭南福祉村では開所前から、14人の運営委員らが地域住民のニーズを下調べした。要望の多かったゴミ出しや声かけ、草とり、話し相手などから、支援を始めていくという。登録ボランティアも60歳~70歳代の定年退職者を中心に、すでに100人に達している。



 運営委員会の逸見伸夫会長は、「大きな団地を抱えているので、他にはないニーズもあるはず。いざという時の互助の関係も築ければ。地域の方には気軽に訪問して欲しい」と話していた。



 新設の両福祉村では、週4日程度、午前10時から午後3時に開設し、相談などを受け付ける。あさひの絆【電話】0463(33)9733/ぬくもりの家【電話】0463(33)7533

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