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公開日:2012.03.15

市内初の「景観樹」
メタセコイヤ並木を指定

  • 道路両側250mに50本が立ち並ぶ

 平塚市が8日、市総合公園西側ゲートにあるメタセコイヤの並木を、市内で第1号となる「景観重要樹木」に指定した。



 景観重要樹木は、景観法で定められる指定樹で、地域の良好な景観の形成に重要な役割を果たしている、外観の優れた樹木が対象となる。指定された樹木は許可なく移植や伐採することが出来なくなるため、景観保全がしやすくなるという。



 樹高17m、道路両側250mにわたって50本並ぶメタセコイヤは、1987年(昭和62年)に植えられた。同公園内のスダジイや塚越古墳公園の桜など、いくつかの候補が庁内で選出されたが、「壮大な景観に加え、早春の新緑、黄葉、紅葉、冬木立など季節ごとに楽しむことができる姿や、広く市民の方々に親しまれていることなどを評価し、決定した。これからも地域の資源となる景観樹木を発掘し、指定箇所を増やしていきたい」と、まちづくり政策課では話す。



 景観重要樹木には全国で400本、県内でも横浜市の日本大通りに並ぶイチョウ、茅ヶ崎市の鶴嶺八幡宮境内のイチョウなどが指定されている。茅ヶ崎市では市民の声を反映させるため、地域のシンボルとなっている樹木の写真を募集するコンクール形式の取組みを行っており、平塚市でも「今後、市民が参加できるようなものを企画していきたい」としている。

 

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