駅前の放置自転車対策を進めている平塚市は4月1日から、放置禁止区域の駅前紅谷パールロードの7ヵ所に計100台〜150台分の暫定(ざんてい)駐輪スペースを開設する。22日、落合克宏市長が記者会見で発表した。
暫定駐輪場は上限30分程度の短時間利用者を対象とし、それを超える場合は現地関係者が駅西口第1駐輪場(2時間無料)などに誘導する。10時〜20時の利用時間外や長時間放置した自転車は保管所に移動する。
今回の暫定措置は、市が保管所に撤去した放置自転車に対し、保管料2千円(原付バイク4千円)を課す条例を4月1日から施行するのにあわせて実施。中心商店街の買い物客の利便性や商業振興などに配慮するものとして、商店会や警察らとの協議で決めた。
また、今年1月に開設した駅前大通り線の東西駐輪場も、4月1日から2時間無料(現行24時間100円)とする措置が講じられる。
市は、2012年度中に駅西口の西地に約2300台分の駐輪場を整備する予定で、駅前に乗り入れる自転車の受け皿を確保した後、放置自転車の撤去や指導を強化していく構え。暫定駐輪スペースの運用を継続するのか廃止するのかについても、その時点で判断するとしている。
落合市長は会見で「暫定駐輪スペースはお年寄りや身体の不自由な方を中心に、短時間利用いただくために設置した。お元気な方や長時間の方は、駅西口第1・第2駐輪場の利用をお願いしたい」と話していた。
当日の会見では、現在纒(まとい)にある自転車保管所が4月1日から、田村消防総合訓練場内に移転することも発表された。3月31日の移動分までは纒で保管される。
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