市職員志望者が1.8倍に 背景に採用試験方式の見直し
今年度の平塚市職員採用試験で、前年同期比約1・8倍となる660人の応募が寄せられた。特に一般事務職はほぼ倍増し、女性の応募数は約2・5倍だった。
市では、受験者の増加を図り、人間性に優れた人材を確保するため、今年度から試験内容を変更。昨年度までは応募書類を持参させ10分程度面接していたが、郵送での受け付けも可とした。第1次試験では、人物重視の評価を行うとし、これまでの一般教養試験ではなく、自己アピールシート方式を実施する。
第2次試験では、作文・集団討論を廃止。公務員専門の知識を問う内容ではなく、社会常識などの一般教養試験を課し、そのほかに集団面接・適正検査を行う。第3次で個人面接とグループワークを実施し、コミュニケーション能力が高い人材の確保を図る。新たに設ける第4次では、再度個人面接を行う。
公務員用の勉強をする必要をなくすことで、民間企業を中心に就職活動している人でも受けやすくなることから、職員課では「より幅広い人材から人物重視の選考ができる」と期待をのぞかせていた。茅ヶ崎市や小田原市では、すでに人間性を重視した採用方式を取り入れており、両市を参考にして、平塚市でも改革を施した。
第一次試験は、24日に東海大学湘南キャンパスで行われる。
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