七福神を祭る市内の7寺社で、「秋の七草と七福神めぐり」が始まった。秋の風情を感じる季節の花を愛でながら、七福神にちなんだご利益を得てもらおうという趣向だ。
秋の七草は、万葉の歌人である山上憶良が季節の花を詠んだ歌にある7つの草花が由来とされている。食す春の七草に対し、秋の七草は主に鑑賞するものだという。
10月31日までの期間中、各寺社に咲いている「ふじばかま」「ききょう」「おみなえし」「おばな」「なでしこ」「くず」「はぎ」を見ることができる。「一面に咲くのではなく、敷地の一角にひっそりと咲く花と神社・仏閣との”侘び寂び”を堪能して欲しい」と、企画した市観光協会は話している。
現在は長楽寺のおみなえしと、三嶋神社のききょうが楽しめるそうだ。また、市民観光サポーターが作成した七福神の説明や、花の解説と市民画家・吉川嘉郎さんによる花のイラスト、昔の歌人が詠んだ、それぞれの七草にちなむ恋の歌がしたためられた立て札を設置するなど、巡拝者が楽しめるよう工夫した。
今月27日(木)には、秋の七草と七福神めぐりツアーを予定。定員先着30人。ツアー代金1人1500円(昼食代込)。8Kmほどの行程をコース案内人と共に巡り、寺社の住職・宮司の講話も行われる。
申し込み・問い合わせは同協会【電話】0463・20・5110。
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