神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
平塚版 公開:2014年12月25日 エリアトップへ

真土神社参道に神獣鏡碑 氏子の平井茂さんが建立

社会

公開:2014年12月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
約70人の住民らを前に披露された石碑
約70人の住民らを前に披露された石碑

 真土大塚山古墳から1935年(昭和10年)に出土し、東京国立博物館に所蔵されている「三角縁四神二獣鏡」の存在を知ってもらおうと、真土神社(東真土3丁目)の氏子副総代、平井茂さんが17日、神社参道に「三角縁神獣鏡碑」を建立した。神社の戦後70年記念事業にあわせて石碑を自費で奉納、同日の奉告祭で地域住民らにお披露目した。

 現在の真土大塚山公園の南側にあった古墳は4世紀後半の築造とされ、銅鏡や鉄剣、勾玉など副葬品が出土した。三角縁四神二獣鏡は直径22・1cmで青銅製、鏡の縁の断面が三角で、中国の神仙とされる東王父や西王母など4体の神仙像、蒼龍と白虎の神獣2頭が彫られ、周囲に祈りの吉祥句が刻まれている。

 同じ鋳型の銅鏡は、西日本の古墳などからも出土しており、真土大塚山古墳の被葬者が、大和政権と深い関わりがあったことを示す資料でもある。

 平井さんは「真土は(徳川家康ゆかりの)中原街道が通り、週末には歴史を訪ね歩く人も多い。歴史ある土地であることを紹介できる」と話し、石碑が地域のシンボルになることを期待する。石碑は台座をあわせて高さ2・2mで、どっしりとした構え。黒御影石に神獣鏡の絵柄や説明書きが記されている。

 真土神社宮司の神代春彦さんは奉告祭で「大塚山古墳は神獣鏡を抜きにして語れない。今や(国立博物館所蔵で)目に触れることはないが、建立によって身近に感じることができる。歴史や伝統を子や孫に伝承できるのでは」と挨拶した。

 平井さんは「神獣鏡は真土地区の宝です。発掘されたことを忘れている人もいますから、地域住民の方に広く知ってもらえれば」と話していた。神獣鏡のレプリカは平塚市博物館で常設展示されている。

三角縁四神二獣鏡
三角縁四神二獣鏡

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

平塚版のトップニュース最新6

現金は総額3,800万円

平塚署管内23年遺失物

現金は総額3,800万円

557万円は県収入に

4月25日

台湾の学生と国際交流

平塚江南高校

台湾の学生と国際交流

昨年の訪台縁で招待

4月25日

冷凍食品を子ども食堂へ

フリーデン

冷凍食品を子ども食堂へ

県、フードバンクと3者連携

4月18日

岡崎の歴史 カルタで伝承

岡崎の歴史 カルタで伝承

住民有志が制作

4月18日

八幡交番、来年3月で廃止

平塚署

八幡交番、来年3月で廃止

四之宮と統合へ

4月11日

市内3カ所目の設置

平塚中央ライスセンター

市内3カ所目の設置

金田・岡崎・旭エリア請け負う

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook