海水浴シーズンを前に県は2日、県内26カ所の海水浴場で行った水質調査の結果を発表した。環境省の定める水浴場水質判定基準で「適」は11カ所、「可」が15カ所、「不適」はなかった。湘南ベルマーレひらつかビーチパークは昨年と同じ「可」だった。
調査は、5月9日から18日までの2日間で、1日あたり2回実施。採水した海水から、ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)、腸管出血性大腸菌O157、放射性物質(セシウム-134、セシウム-137)などのほか、水中の透明度を調べた。
判定基準は適(水質AA・A)、可(水質B・C)、不可の3区分。最も良いと判定されたのは7カ所で、なかでも藤沢市の片瀬東浜、横須賀市の猿島、走水の3カ所は、ふん便性大腸菌群数とCOD測定値が低下したため、昨年の可Bから適AAへ向上した。一方で、葉山町の長者ヶ崎・大浜、一色、森戸、小田原市の江之浦の4カ所は昨年の適AAから可Bへ判定が低下している。
平塚市周辺の海水浴場では、大磯町の大磯が可Bから適Aへ向上し、茅ヶ崎市のサザンビーチ茅ヶ崎と藤沢市の片瀬西浜・鵠沼が昨年と同様の可Bを維持。小田原市の御幸の浜は適Aから可Bへ低下した。
また、腸管出血性大腸菌O157と放射性物質は県内すべての海水浴場で検出されなかった。
海水浴場の開設は、逗子市の逗子が6月24日からで最も早く、湘南ベルマーレひらつかビーチパークは、7月16日から8月31日までの予定となっている。
※湘南ベルマーレひらつかビーチパーク(可B)の項目ごとの検査結果▽ふん便性大腸菌群数・400個/100mL以下▽油膜の有無・常時油膜が認められない▽COD・5㎎/L以下▽透明度・1m未満〜50cm以上
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