日本の警察活動を学ぶため、神奈川県警で研修中のインドネシア国家警察幹部8人が12日、平塚署管内の横内駐在所と城島駐在所を視察。最前線に立って市民生活を守る地域警察官の職務に触れた。
8人は国際協力機構(JICA)と警察庁が実施する「インドネシア国家警察改革支援プログラム」の一環で来日。戸塚署や南署で警察組織について学び、4人2班に分かれて駐在所を視察した。
横内駐在所では勤務する山田博文警部補から業務について説明を受けたほか、巡回連絡に同行。住民や商店主の声を聞きながら、オレオレ詐欺や暴力団追放を訴える啓発チラシを手渡す様子を見学した。同行した4人のインドネシア警察幹部は通訳を通して山田警部補に直接質問したり、メモを取るなどして熱心に耳を傾けていた。
巡回連絡に同行したエコさんは「警察官と住民の距離が近く感じました。インドネシアに持ち帰って検討し、防犯の心構えを充実させたい」と感想を話した。
インドネシア国家警察は1999年、軍から分離。日本の警察制度を学ぼうと2002年から両国で研修を実施している。今年は16名が来日し、神奈川県と宮城県で8人ずつに分かれて研修に参加している。
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