南原地域に鎮座する「諏訪神社」の300年記念式典が6月3日(日)に神社境内で開催される。主催する同実行委員会(小林好隆実行委員長・74)は、新調した参道をお披露目する。
建御名方命(たけみなかたのみこと)と天照大皇大神(あまてらすすめおおかみ)、大山咋命(おおやまくいのみこと)を祭った諏訪神社は、歴史書『大野誌』によると1716(享保元)年に村民によって奉祀され創建された。1923年の関東大震災で社殿が全壊し、2年後に復興するも、1945年に太平洋戦争の空襲で再び全焼。戦前の中原小学校の奉安殿(天皇と皇后の写真と教育勅語を納めていた建物)を移築し本殿の再建を図り、1977年に新社殿を改築し、現在に至るという。
300年記念式典を迎えるにあたり、昨年2月に神社総代と有志など42人で実行委員会を組織。境内にあったご神木の楠木を保全する事業を計画していたが、老樹のため安全性の問題がクリアできず断念。手つかずになっていた参道に新たに石畳を整備、幟旗ポールも新調した。
小林実行委員長は「大きな節目に巡り合えたことに改めて思いを致し、歴史ある諏訪神社を後世に引き継いでいきたい」と話す。式典は11時から。神代春彦宮司が神事を執り行う。一般参加も自由。
また実行委員会では9月の例大祭に向け、南原地域の絵地図や旧家に残された歴史資料などをまとめた記念誌の制作を進めている。
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