昨年8月に化粧モルタル片の落下事故を受けて休館していた平塚市博物館が2月1日(金)から通常営業を再開する。
この事故は8月25日、職員用階段の踊り場で約1m四方、厚さ1・5cmほどのモルタル片が落ちていたのを職員が発見した。同月28日に全面休館して点検したところ、ほかにもモルタルが下地から浮いている箇所が見つかり、業者が10月末から下地とモルタルを接着する工事などを行ってきた。
約5カ月ぶりの開館に澤村泰彦館長は「休館が長引き、来館者にご迷惑をおかけし申し訳ない。暗くて長い5カ月だった。皆さんをお迎え出来て嬉しい」と話している。
また同館は開館にあたり、イベントを企画する。
寄贈品コーナーの「湘南の地質〜ブラタモリでいえなかったこと〜」(2月1日〜3月3日)では、昨年10月に放映された番組「ブラタモリ」に出演した野崎篤学芸員が展示構成した岩石や化石、写真パネルなど約60点を用いて、湘南の地質と成り立ちを紹介する。
企画展「平塚の野鳥写真展」(2月1日〜27日)では、市内在住の野鳥愛好家、岡根武彦さんが市内で捉えた野鳥を100点ほど展示。自然の中で生きる野鳥の姿を見ることができる。
このほか「高校生が一から調べた秦野の歴史」(2月1日〜3月23日)では、秦野曽屋高校日本史研究部がたばこ産業の発展につとめた草山貞胤(さだたね)の展示20点を企画する。
開館時間は午前9時〜午後5時(入場は4時30分まで)。月曜休館。問い合わせは、同館【電話】0463・33・5111へ。
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