昨年1年間に平塚市を訪れた観光客数は、2017年に比べて10万6千人(1・4%)少ない754万9千人だったことが、神奈川県の調査で分かった。
県は5日、18年に県内を訪れた観光客の延数を市町村別などで集計した「入込観光客調査」の結果(推計値)を発表した。
調査結果によると、市内を訪れた754万9千人の内訳は、宿泊客数が8万2千人で日帰りが746万7千人。観光客消費額は、前年比5866万円減の22億2469万円と推計され、そのうち約15億7千万円が飲食費で占められている。
七夕まつりは初日の雨の影響で140万人と伸びず、3日間晴天で来場者数が急伸した前年を27万人下回った。湘南ひらつかビーチセンターは23万人で前年比1万6千人減少した。一方、総合公園は5万4千人増の148万1千人、湘南平は5万8千人増の77万3千人、競輪場も4万7千人増え62万7千人だった。
市商業観光課は「総合公園は湘南ベルマーレのJ1昇格、湘南平は木を伐採して見晴らしを良くするなど取り組みが奏功したのでは」と分析。
「開園60周年を今年迎える湘南平や(再整備を進めている)市民センター、海周辺をはじめ、市内にある観光スポットを磨き、客数を増やしていきたい」と話している。
湘南地域139万人増大磯や藤沢がけん引
県内全域の18年観光客数は2億26万人で、初めて2億人を突破した前年より43万人減少。一方、宿泊客は1791万人で、7年連続で過去最多を更新した。観光客消費額も前年から12億8千万円を伸ばし、3728億2千万円だった。
平塚市を含む湘南地域の観光客数は、前年より139万人増やし5241万人だった。平年より早い梅雨明けの影響で大磯町が大磯海岸を中心に19万人増、藤沢市は江の島のライトアップなどで191万人増加した。鎌倉市は猛暑が社寺観光に影響し、55万人減った。
県内33市町村の中で平塚市は、1位の横浜市(4686万人)や2位・箱根町(2126万人)、3位・川崎市(2061万人)、4位・鎌倉市(1987万人)、5位・藤沢市(1839万人)などに続く8番目だった。
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