サッカーJ1参入プレーオフ決定戦が14日、Shonan BMWスタジアム平塚で行われ、湘南ベルマーレは徳島ヴォルティスに1対1で引き分けた。この結果、規定によりベルマーレのJ1残留が決定した。
プレーオフ決定戦は、J1で16位のベルマーレとJ2で4位の徳島が対戦。ベルマーレは引き分けでも残留が決まる試合だった。
ベルマーレは開始早々からアグレッシブに前に出たが、先に好機を作ったのは徳島だった。前半5分、カウンターからシュートまで持ち込まれると持ち味の前線からのプレスは、GKを巻き込んだバックパスでかわされた。同20分、左コーナーキックから均衡を破る先制点を許すと、その後のゲームも徳島がコントロールした。
ビハインドで迎えた後半は、ベルマーレが立ち上がりから最前線にクリスランを投入すると、この采配が的中。相手ペナルティエリアに侵入するシーンが増え、同7分には鈴木冬一の左クロスに、クリスランが打点の高いヘッドで狙ったが相手GKの好セーブに阻まれる。押せ押せムードで迎えた同19分。左サイドでボールを受けた山崎凌吾の折り返しをクリスランがスルーし、後ろに控えた松田天馬が残留に導く同点弾を決め、戦況を一変させた。
勝利が昇格条件の徳島は、ラインを上げてコーナーキックやミドルシュートで勝ち越しゴールを狙ったが猛攻を凌いでタイムアップ。1対1で引き分けてベルマーレがクラブ初となる3季連続のJ1を確定させた。
今シーズンは、パワハラ問題による曺貴裁前監督の退任や台風19号の直撃で馬入グラウンドが水没するなど、クラブにとって苦難の連続だった。白星からも遠ざかり、23節終了時点(8月17日)で、11位だった順位は降格を危ぶむ位置まで後退した。齊藤未月は「一時はチームがバラバラになりそうだった」と振り返り、「よくここまで持ち直した」と話していた。
浮嶋監督の続投決まる
ベルマーレは同日、浮嶋敏監督の来季続投を発表した。浮嶋監督はクラブを通じて「攻撃的なチームを作っていけるよう、ベストを尽くす」とコメントした。
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