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公開日:2020.06.18

市内で「食」の支援続々
企業やNPOなどが実施

  • 提供メニューと「コロワイド食堂」の安達店長(右)ら同店スタッフ

  • アソビエ・カフェでのおにぎり配布のようす

  • 米を受け取る市民

 新型コロナウイルスによる営業自粛等で収入が減るなどの影響を受けた人に対し、企業やNPO法人、地域住民など、草の根からの「食」の支援が市内で広がっている。

 温かい食事を無料で

 北海道ラスカ平塚駅ビル店=(株)コロワイド、野尻公平代表取締役社長=では、新型コロナウイルスの影響を受けた人へ無料で食事を提供する「コロワイド食堂」を1日から実施している。利用には同食堂のチラシを印刷して持参、または携帯で画面提示。時間は正午〜午後7時、7月31日まで実施予定。

 きっかけは同社の複数店舗から「店舗休業でアルバイトの生活が苦しい。食事の支援が出来ないか」と声が上がったこと。メニューは日替わりでかつ煮定食やお子様ランチなどのメニューを用意している。

 安達俊行店長は「少しでも力になれれば。気軽に利用してほしい」と温かい食事と笑顔で来店客を迎える。

昼食支援におにぎり

 小学生の子を持つ親の食事準備の負担を減らそうと、NPO法人未来経験プロジェクトや市民団体「ママぎゅっと」など有志メンバーが休校明けお昼ごはんサポート「おにぎり会」を6月2日〜12日、実施した。アソビエ・カフェや食彩酒房あおばが配布場所を提供し、おにぎり908個、パン156個を、訪れた親子連れなどに配った。

 食材はアサヒホールディング(株)やフードバンクひらつかなどからの寄付で賄った。ママぎゅっと代表の宇佐美陽子さん(40)は、「これからも子育て当事者の困りごと、不安なことに耳を傾けたい。地域で解決できることもあるかもしれない」と話していた。

フードバンクも米配布

 フードバンクひらつかは13日、市福祉会館(追分)で新型コロナの影響で生活が困窮している世帯を対象に米を配布した。66袋198kgが市民のもとへ渡った。

 市内在住の2児の母(28)は、「緊急事態宣言下は、店に行くにも人数制限があり、母子家庭なので子どもを預けるところもなく大変だった」と振り返り、米配布について「大変助かる」と感謝していた。

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