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公開日:2022.12.01

市内出身プロボクサー
五十嵐さん東日本新人王
熱戦制し判定勝ち

  • 所属ジムでトロフィーを掲げる五十嵐さん

 平塚市出身でプロボクサーの五十嵐春輝さん(23)が、11月3日の「東日本新人王決定戦」でスーパーフライ級新人王に輝いた。柔道整復師として働きながら市内のジムで腕を磨く若手のホープは、世界王者への登竜門となる12月の「全日本新人王決定戦」に向けてトップギアでトレーニングに励む。

 試合は1ラウンド3分の5ラウンド制で、厚木市出身の年下ボクサー・渋谷亮太選手(21)を相手に3対0で判定勝ちを収めた。「相手は打たれ強いのでKOは狙えない。判定勝ちを取るつもりで戦った」とリング上での駆け引きを振り返る五十嵐さん。新人王と同時に大きな目標だった技能賞も勝ち取るなど、会心の試合運びだった。

 松延小学校、金旭中学校出身。母親の勧めで小学3年生からボクシングを始め、湘南龍拳ボクシングフィットネスジム(宮の前)で川端龍也会長に師事している。小学5年生の時にプロへの夢を抱き、ボクシングの強豪校として知られる埼玉県の花咲徳栄高校に進学。鍼灸の専門学校を卒業後は競技と並行して柔道整復師として働く。

 「付きっ切りで指導してくれたジムの川端会長や、お弁当を作って応援してくれた母親、バックアップしてくれた職場の人など多くの方に感謝したい」と語る五十嵐さん。「ボクシングで活躍し、地域紙などのインタビューを受けることも目標の1つだった」といい、全日本新人王という大きなタイトルを前に「夢が叶った」と喜ぶ。

 12月に行われる「全日本新人王決定戦」では、西日本新人王の佐野遥渉選手(19)と対戦する。五十嵐さんは「出せる力を全力で出す。自分が楽しいと思う戦い方をして勝ちたい」と、笑顔の奥に秘めた闘志をむき出しにしている。

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