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公開日:2022.12.08
平塚産ビーツカレー誕生
農商高生が事業者と開発
平塚農商高校の生徒が、養豚業の「株式会社フリーデン」(南金目・森延孝社長)と、赤い色素が特徴の根菜「ビーツ」を中心とした生産農家「ちえんのうえん」(千須谷・瀬下亮代表)と共に「平塚産ビーツとやまと豚のキーマカレー」を開発した。12月10日(土)にひらつか市民プラザで開催される「みなくる平塚マルシェ」で販売開始される。
同事業は、平塚市産業間連携ネットワークの補助金を活用。平塚市観光協会が「平塚にしかないお土産を作りたい」と3者に呼びかけ、昨年5月にキックオフミーティングを開催した。学生と商品を作る機会を持ちたいと考えていたフリーデンと、規格外で市場に出回らないビーツの有効活用を模索していたちえんのうえん、農商高校がマッチングした。
まかないレシピレトルトで再現
フリーデンの持つレトルト製品の製造ノウハウを生かし、開発する商品はレトルトカレーに決定した。レシピは同農園の瀬下洸子さんが、スタッフへのまかないで作っていたビーツカレーを採用。ミキサーでかくはんしスムージー状にしたビーツと、炒めたひき肉を合わせたシンプルなカレーで、スパイシーさの中にビーツの甘味や深みを感じられるという。ルーは赤みがかっており、ビーツの特徴を見た目からも感じられる。
同校からは地域課題解決の研究等を行うマーケティング部の中釜羽七さん(商業科3年)、府川昌友美さん(同)、農業クラブ食料生産班の鶴岡伊織さん(農業科2年)が参加。パッケージをデザインした中釜さんは、暖色のグラデーションと白い部分でカレーライスを表現し、頬張る女性のイラストも考案。「絵でカレーを表現するのが難しかった。いい経験になった」と完成品に笑顔を見せた。
製品は12月10日の「みなくる平塚マルシェ」で税込600円で販売。その後はみなくる平塚、あさつゆ広場で常時販売予定。鶴岡さんは「試食から参加し、食感などよりおいしくなるよう工夫した。ビーツがどんな食材か知らない人にも食べてほしい」と話していた。
ビーツは鉄分やカリウム等が豊富で、栄養価が高い根菜として注目されている。2021年の東京五輪開催時に、平塚市がリトアニアのホストタウンだったことから、同国で食材として多用されていたビーツが、市内でも注目されていた。
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