神奈川大学は3月3日、湘南ひらつかキャンパス移転に伴う跡地(土屋)について、地域住民への説明会を同キャンパス内で開いた。跡地の利活用に関して協議会を立ち上げることや4月以降の管理体制を説明した。
神奈川大学の湘南ひらつかキャンパスは、理学部が横浜に移転し、今年3月末で役目を終える。昨年9月にキャンパス跡地は売却する方針であることが明らかになり、地域住民向けの説明会が10月に開かれていた。
今回は2回目の説明会で約30人の地域住民が参加。大学側は齋藤勁(つよし)副学長らが出席し、跡地利活用の協議会、4月以降のキャンパスの管理体制について説明した。
齋藤副学長は「売却すれば大学の責任がなくなるわけではない。バトンタッチして(引き継いだ先が)土屋地域にしっかり根付いてほしいとの思いで協議会の立ち上げに至った」と述べた。
有識者に元市幹部も
協議会は住民、有識者、大学関係者ら20人〜30人規模で5月連休明けに初会合を開き、夏までに方向性を示したいとしている。齋藤副学長は売却先を夏までに決めるということではないと強調するが、土屋地区自治会連絡協議会の石井正昭会長は「巨大な計画なのに時間がなく戸惑っている」と話した。
有識者には元官房副長官や東京大学大学院特任教授、元県副知事などが名を連ね、元平塚市都市整備部長でツインシティ大神地区土地区画整理組合の事務局長を務める小山田良弘氏の名前も挙がっている。
バス停は利用継続
4月から売却されるまでの管理体制も発表され、バス停とトイレは継続して利用可能に。隣接する駐車場は有償での利用に変更される。地域の夏祭り会場も継続して利用可能となった。また、キャンパス全体を24時間2人体制で管理することも明らかにされた。
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