平塚市在住の石井美樹選手(湘南RIGASSOビーチバレーボールクラブ・34)と長谷川暁子選手(NTTコムウェア・38)ペアが、ビーチバレーボール女子日本代表チームとしてパリ五輪に出場することが6月26日、日本バレーボール協会から発表された。
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石井・長谷川ペアを擁する日本代表チームは6月に中国で開催されたアジア予選で優勝し、アジア代表枠を獲得。この結果を受け、ビーチバレーボール強化委員会が派遣選手の選考を実施し、石井・長谷川ペアの派遣が決まった。石井選手は東京五輪に続いて2度目、長谷川選手は初の五輪出場となる。
石井選手は「目指すはメダル獲得」と意気込みを語った。
地元の応援、力に(株)三興に代表内定報告
石井美樹選手は藤沢市出身で、大和南高校を卒業後、バレーボールのVリーグ1部でアタッカーとして活躍。2014年に恩師に声をかけてもらったことがきっかけでビーチバレーに転向した。
転向後はまったく後ろ盾もない状態。そんな中、支援を申し出たのが、市内で建築・リフォーム業を手がける(株)三興の吉川裕之社長(49)だった。同社で練習の合間に働いたり、地元の支援者を紹介してもらったり、「短い期間だったが色々な面で助けてもらった」と感謝をにじませる。
パリ五輪の日本代表内定が発表された翌6月27日、同社の事務所に報告に訪れた石川選手と長谷川暁子選手ペア。吉川社長や父・正行会長(75)、その家族やスタッフたちに囲まれ、大会での活躍を誓った。
吉川社長は事務所前に応援ボードを設置。「二人とも”三興ファミリー”の一員。家族総出で応援し、地元にも応援の輪が広がってくれれば」と思いを語った。
目標はメダル獲得
石井選手と長谷川選手は半年前にペアを結成。メダル獲得を共通の目標としてワールドツアーなど、密度の濃い時間を過ごしてきた。
7月27日(土)に開幕するパリ五輪に向けて、「コロナでなかなか観客を入れられなかった前大会と少し違う。いっぱいの観客の前でベストパフォーマンスを見せたい」と石井選手。地元の声援を力に変えて、世界に臨む。
![]() (左から)石井さん、吉川社長、長谷川さん
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