大磯町東町在住のパラサーファー・勝倉直道さん(60)が、9月5日〜8日に米・カリフォルニアで開催された障害者サーファーの国際大会にスタンド3のカテゴリで出場し、優勝した。同大会は4大大会の最終戦で、勝倉さんは今季、日本人初の総合優勝「ワールドツアーチャンピオン」も獲得した。
勝倉さんは29歳の時にバイク事故で大やけどを負い、足首の動く範囲が限られる障害がある。
両足に可動制限のある選手が出場する階級「スタンド3」のカテゴリで、今年3月の豪州大会は優勝、5月のハワイ大会は準優勝している。
6月のコスタリカ大会は衛生面などの懸念があり不出場。勝倉さんは「今大会で優勝し、総合優勝も決めようと挑んだ。みんなに担いでもらってウイニングランしたかった」と振り返る。
2028年のロサンゼルス五輪でパラサーフィンは正式種目にノミネートされている。「パラサーフィンは若さで勝てるものではなく、どんな波にも対応できる経験値が大切。もしも正式種目になったら、必ず選手として競技を続け金メダルを獲る」と話していた。
9月13日の表敬訪問で大磯町の池田東一郎町長は「今回の結果は日頃の努力の賜物。パラ五輪の舞台で勝倉さんの勇姿が見られることに期待している」と話した。
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