湘南ベルマーレフットサルクラブの選手で今シーズン限りで引退を発表した 菊池 大介さん 茅ヶ崎市在住 33歳
チームの強化に意欲
○…「自分にとっては家族のようなクラブ」。2023年から湘南ベルマーレフットサルクラブでプレーしてきたが、今シーズンでフットサル選手の引退を決断した。引退発表後に行われたホーム最終戦ではゴールを決め、最高の形で花道を飾った。「一生忘れられない試合になった。見に来てくれた人の前でゴールを決められて安心した」と笑顔を見せた。
○…横浜市出身。母親に連れられ、参加した体験教室がサッカーとの出会いで、小学生から地元チームに入った。高校でベルマーレユースに入団し、16歳でトップデビューを果たすと、10年間主力として活躍した。その後、複数のJクラブを渡り歩き、次の進路を模索する中で心に浮かんだのは「ベルマーレのためにプレーしたい」という思い。新たなチャレンジと強い決意を持ってベルマーレフットサルクラブに加入した。
○…Fリーグでのデビューシーズンは出場機会に恵まれなかったものの、2年目の今シーズンは、開幕戦から得点を決めるなどサポーターを湧かせた。もう1つの顔がクラブの営業職。スポンサー営業やイベントの企画・運営などピッチ外でもクラブを支える。Fリーグの試合に出場した翌日にJリーグの試合運営をサポートするなど多忙な日々を送る中、家族と過ごす時間がリフレッシュに。「子どもの喜ぶ顔が見られれば一番」と、3児の父としての顔ものぞかせる。
○…平塚市にはお気に入りの飲食店が数多くあるといい「マスターが仲良くしてくれたり、行く度にサポーターと会えたりするお店があって、心のよりどころ」とほほ笑む。引退後は営業職に専念するが、いずれはチームづくりや強化に携わりたいと今後のキャリアに意欲を燃やす。
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