1958年にアメリカの水爆実験によって、日本の海上保安庁の測量船「拓洋」と巡視船「さつま」の乗組員113人が被曝した「第四の被曝」。この事件を多くの人に知ってほしいと、「”第四の被曝”を考える 映像と講演のつどい」が7月12日(土)、平塚市中央公民館小ホールで開催される。主催は「第四の被曝」を広める会(大藏律子代表)。
市民活動センターで今年2月、昨年9月に放映されたNHKスペシャル「封じられた”第四の被曝”〜なぜ夫は死んだのか〜」を上映。その際、初めて「第四の被曝」の事実を知った大藏代表は、「平塚から運動を起こしたい」と思い、3月に同会を設立。現在45人で活動している。
同番組では、「拓洋」の機関士・永野博吉さんが急性骨髄性白血病で34歳で亡くなったこと、その原因が、南太平洋上で行われたアメリカの水爆実験で放射能を浴びていたためと伝えた。平塚市在住だった永野さんの妻・澄子さんは、当時、国からは「放射線量は”微量”で、死因とは関係ない」と、死そのものを秘密にされたという。娘のアケミさんは「NHKの取材を受けて、初めて父の死について詳しく知った」と話す。
当日は2部制。第1部はNHKスペシャル「封じられた”第四の被曝”〜なぜ夫は死んだのか〜」、第2部は講演・横里征二郎さん(NHKディレクター)演題「封じられた”第四の被曝”」から見えてきたこと。午後1時30分〜4時30分。資料代500円(大学生以下無料)。大藏代表は「ぜひ、自分の目と耳で映像を見てほしい」と呼びかけた。参加希望者は二次元コードまたは同会事務局渡辺さん【携帯電話】090・1555・5090。詳細はhttp://hiromeru.jimdofree.com/
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