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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2025.07.25

湘南ひらつか七夕まつりの飾りを7月25日からギャラリー1045で展示する
清水 幹(つよし)さん
平塚市出身 31歳

「まつり後も飾り見て」

 ○…デザインを担当した今年の「湘南ひらつか七夕まつり」の飾りと、その原画などを展示する「祭りのあと」を、4人のアーティストと共に、「(一社)七夕飾り空いっぱいプロジェクト」や企業とタイアップして、計約40点の作品を披露する。

 ○…作家としの忍耐力を育んでくれたのは、柔道だ。平塚市立浜岳中学校で、「一番厳しい部活」と言われていた柔道部に入部。スポーツ推薦で東海大学付属諏訪高校、名城大学に進学し、心身を鍛えた。「作家活動は、常に新しいことを生み出し続けなければいけない。中学の部活が人生の全てに影響している」と真っ直ぐな目で語る。アニメに魅了され、東京の専門学校でイラストを学びながら、「絵画の基礎も習得したい」と日本画家に弟子入り。イラストは仕事で、日本画は作品として制作している。

 ○…作品の特徴は、「動物の形をそのまま残しながら、擬人化をする」こと。歴史上の人物をはじめ、伝承や伝説、季節事や行事からヒントを得ている。落語好きが高じて、演目を作品のモチーフにすることもある。昨年11月、平塚市で初めてとなる個展を開催した際は、干支の動物と落語のコラボ作品をずらりと並べ、好評を博した。

 ○…毎年100万人以上が来場する「湘南ひらつか七夕まつり」は、幼い頃から身近にあった存在。その飾りに携ることは、作品を大勢に見てもらえる貴重な機会だ。2018年から参加する中で「まつり終了後、すぐに解体するのはもったいない」と今回の展覧会を企画。今年は、野村證券平塚支店の飾りを担当し、動物の絵や織姫・彦星のイラストを描いた。「今後、参加する平塚市の作家を増やせたら」と目を輝かせた。

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