平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記
公開日:2025.08.22
市内学生書道展を初めて開催する
森 幸男さん
平塚市在住 71歳
書で表現する己の世界
○…平塚市内4校の書道部高校生の力作を展示する「市内学生書道展」をギャラリー1045で初めて開催。「若い世代の豊かな表現と、筆を通して伝わる思いを感じてほしい」と力を込める。学生たちに作品発表の場を提供したいという思いから企画した。「学校の先生方の協力があったからこそ」と、感謝を忘れない。「学生たちは作品を見てもらうことで自信につながる。在廊する学生は来場者に自分の作品について話すことで、新しい気づきを得られるはず」と期待する。
○…伊勢原市出身。中学時代に、恩師の影響で書道に目覚めた。「モノクロの世界なら自分の表現ができる」と、生まれつき色の識別が難しいという障壁を乗り越え、制作活動に没頭した。これまでボランティアで飲食店のメニュー表や看板、学校の卒業証書など、幅広く手掛けてきた。平塚江南高校を卒業後、早稲田大学を経て都内の高校で教員の道へ。その後複数校を渡り、母校の平塚江南高校でも教鞭を執った。
○…教員時代には卓球部の顧問を務め、今も週に3回ほど練習に励む現役プレーヤーだ。「卓球と、全身を使う書道は人生の両輪。どちらも足腰が丈夫でないと」と語る。両方に打ち込めるのは、そばで支えてくれる妻の存在があるからこそ。「良い気づきを与えてくれる大切な存在」とほほ笑む。
○…現在は平塚市書道協会会長や、八幡地区自治会連合会の会長を務め、地域活動にも精力的に取り組んでいる。「80歳までは、求められることは何でもやっていきたい」と意欲的。「技術ではなく、その人の思いが言葉にのっているかが大切」と書道の流儀を語るともに、「70代は書道と地域に捧げたい」と力強く意気込んだ。
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