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大磯・二宮・中井 経済

公開日:2023.12.08

大磯産大玉柿をプリンで
役場元職員が商品化

  • 大隈さん(左)と清水さん

  • 太秋を使ったほうじ茶プリン

 大磯産の高級大玉柿「太秋(たいしゅう)」を使ったほうじ茶プリンがオオイソコネクトで販売されている。元大磯町役場職員で、現在大磯で太秋を生産する大磯うみのかぜファームの清水太一さん(47)と、同じく元職員でダイニングカプリス(平塚市紅谷町)を経営する大隅則久さん(61)のコラボレーションによって生まれた商品で、大隅さんは「町役場を離れても大磯には盛り上がって欲しいという思いがある。職員時代から美味しいと知っていた大玉柿を広められればうれしい」と話す。

コロナ禍も契機絶品デザートに

 二人は大磯町役場の先輩と後輩。大隅さんが51歳の時に早期退職し、かねてから夢だったという飲食店経営をスタートさせると、清水さんは客としてしばしば足を運んでくれたという。「大玉柿の就農者が減っているのも知っていた。清水さんが就農すると聞いて、いつか一緒に何か作りたかった」と大隅さん。コロナ禍で思うように営業ができなかった2021年の夏にデザートメニューの改良をしていたところ、規格外で流通させられない太秋と、同店の人気デザートのほうじ茶プリンを合わせた一品にたどり着いた。同店の共同経営者でシェフの山本伸樹さん(65)は、「太秋は食感がゴロっと残る、コンポートにした。砂糖不使用で柿の甘さとほうじ茶の風味を感じられるプリンです」と話す。

 清水さんは「今シーズンは50kgもの規格外の柿を使ってもらうことになりありがたい。プリンになることで、観光客などに大磯の柿を知ってもらうきっかけになる」と期待していた。

 「大磯産の大玉柿とほうじ茶プリン」はオオイソコネクトのほかダイニングカプリス(店内・テイクアウト)で販売。680円。柿がなくなり次第終了。

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