小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日:2021.09.11
匠の技でキャンプギア
地元木工企業が商品開発
10月2日(土)に小田原市いこいの森で開催される「きまつり」で、木工生活用品を製造販売する薗部産業(株)(市内桑原)が地元産材で製作したアウトドア用品を販売する。
デザインや使い勝手にもこだわり”キャンプに馴染む木工”として創作されたのは蚊取り線香スタンドと折りたたみ式コーヒードリッパー、2種のマグネットホルダー。イベント関係者が昨今のアウトドア人気などを踏まえ、同社に製品開発を打診し、コラボレーションでのグッズ開発が進められた。
取っ手が付いた円型の蚊取り線香スタンドは同社の中野栞さんによるデザイン。「薗部産業のキッチングッズにある丸みや親しみやすさをイメージしました」という作品は北欧雑貨のような仕上がりになっている。
またナラ枯れ被害で伐採された木材をマグネットホルダーで使用するなど、有効活用のひと工夫も。製造企画担当の薗部弘太郎さんは「使ってもらえるグッズとして気軽に見て頂き、そこから小田原の森やナラ枯れ被害の現状などに関心を持ってもらえたら」と話す。
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